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Energiaで450円のMSP430 LaunchPadがArduino化した

githubでMSP430 LaunchPadのコードを漁っていたら、Energiaという1年ぐらい前にArduino IDEからforkしたプロジェクトを見つけた。
全然関係ないCPUにArduinoの全命令を移植してあって、メチャクチャ出来が良いのでテンション上がって気合入れた記事書いてしまった。学校の教材として使えるレベルのマイコン環境だと思う。


Energiaのgitリポジトリはここ https://github.com/energia/Energia
試しに作ったプログラムはここ https://github.com/shokai/energia-study


1つ前の記事で書いたMSP430 LaunchPadで、Arduinoのコードが動く。
Arduino系は一番安いSeeduino v2でも1900円するので、もったいなくて1つのボードに色々な機能をがんばって実装するからプログラムが凄いことになってしまう。
MSP430 LaunchPadは共立エレショップで450円で買えるボードなので、ポンポン使い捨てできそうでとても良い。
そもそもRaspberry Piの値段に対してArduinoが高くて何やってんだろ感があって・・・


使ってみた

Getting Started · energia/Energia Wikiを見ながらやった。

http://energia.nu/download/に各OS用のEenrgia IDEとUSBドライバがある。
Mac用をインストールした。USBドライバは前の記事で書いたのと同じ奴だった。
commit logを見るとわりと頻繁に最新のArduinoからmergeしていて、IDEの日本語化も済んでた。
書き込む前に、Energiaの”ツール”メニューからシリアルポート、マイコンボード、書込装置を指定するのを忘れずに。

LEDを交互に点滅させながらAD変換器で明るさを取得し、シリアル通信でMacに送信するプログラムを作ってみた。
サンプルスケッチが大量に入っていたので特に困らなかった。

あっさり動いた。

(上の動画ではSerialPort Serverを使ってフルスクリーンターミナルに表示させている)


サーボモーターも回転させてみた。Known Issuesに乱数系が未実装とあったので、ランダムに動かすのではなく0度と180度を行ったり来たりさせた。
450円のUSB接続サーボコントローラとか、webカメラ回転させたりとかに便利そう。




プログラミング

Hardware · energia/Energia Wiki にピンアサイン情報がある。
各ピンはArduinoと同じく1~20の通し番号が付いていてそれをプログラム上でも使うのだが、基板上の刻印のとおりのP1_0やP2_5といったわかりやすい名前も使える。
P1_系の8本が10bitAD変換器になっている。PWMは7個だが、他のピンからもソフトウェアPWMが出せる。

基板上の赤いLEDや緑色のLEDはP1_0とP1_6に接続されているが、RED_LED・GREEN_LEDというわかりやすい名前でもアクセスできる。プッシュスイッチもPUSH2になってる。
マイコンに温度センサーが内蔵されていて、TEMPSENSORという名前でアクセスできる。ADコンバーターで読んだら309~311の値が返ってきた。450円のUSB温度計としても使えそう。

もっと詳しい情報は付属の2つのマイコン2553と2452のデータシートを見るとよい。
16ビット・超低消費電力マイコン MSP430™ – バリュー・ライン – MSP430G2553 – TI
16ビット・超低消費電力マイコン MSP430™ – バリュー・ライン – MSP430G2452 – TI

LED点滅

まず動作確認のために、基板上の赤と緑のLEDを交互に点滅させた。
https://github.com/shokai/energia-study/tree/master/led_blink
boolean led_stat;

void setup() {
pinMode(RED_LED, OUTPUT);
pinMode(GREEN_LED, OUTPUT);
led_stat = false;
}

void loop() {
digitalWrite(RED_LED, led_stat);
digitalWrite(GREEN_LED, !led_stat);
led_stat = !led_stat;
delay(1000);
}

シリアル通信

Mac上では /dev/tty.uart-48FF466E374B0C17 として認識されていた。
上の画像の通り、MSP430 LaunchPadに最初から刺さっているマイコンMSP430G2553を使う場合はジャンパピンRXD/TXDを横向きに付け直さなければならない。
箱に入ってるもう一個のマイコン MSP430G2452の場合はジャンパピンはそのままでいい。

LEDを点滅させつつシリアル通信を送受信した。Macから送った文字をMSP430からエコーしている。
https://github.com/shokai/energia-study/tree/master/serial_echo
boolean led_stat;

void setup() {
pinMode(RED_LED, OUTPUT);
pinMode(GREEN_LED, OUTPUT);
led_stat = false;
Serial.begin(9600);
}

void loop() {
while(Serial.available()){
Serial.print("echo : ");
Serial.write(Serial.read());
Serial.println("");
}
digitalWrite(RED_LED, led_stat);
digitalWrite(GREEN_LED, !led_stat);
Serial.println(led_stat ? "RED" : "GREEN");
led_stat = !led_stat;
delay(1000);
}


ADコンバータ

シリアル通信でAD変換値を送るプログラム。Analog 7 (P1_7)にCdSを接続した。
https://github.com/shokai/energia-study/tree/master/adc_serial
boolean led_stat;
int ad;

void setup() {
pinMode(RED_LED, OUTPUT);
pinMode(GREEN_LED, OUTPUT);
led_stat = false;
Serial.begin(9600);
}

void loop() {
digitalWrite(RED_LED, led_stat);
digitalWrite(GREEN_LED, !led_stat);
ad = analogRead(A7);
Serial.println(ad);
led_stat = !led_stat;
delay(100);
}


ソフトウェア・ハードウェアPWM

https://github.com/shokai/energia-study/tree/master/led_pwm

LEDの光量をPWMでフェードさせた。
ハードウェアPWMは上の図の紫色のピンで使えるんだけど、それ以外のピンでanalogWriteするとソフトウェアPWMが使われるらしい。
緑のLEDはなめらかなハードウェアPWMで、赤LEDはソフトウェアPWMになった。赤はあまり綺麗じゃなかった。
void setup() {
}

void loop() {
for(unsigned char i = 0; i < 255; i++){
analogWrite(GREEN_LED, i);
analogWrite(RED_LED, 255-i);
delay(3);
}
for(unsigned char i = 255; i > 0; i--){
analogWrite(GREEN_LED, i);
analogWrite(RED_LED, 255-i);
delay(3);
}
}


サーボモータを動かす

https://github.com/shokai/energia-study/tree/master/servo
この記事の冒頭に書いた動画のやつ。
Servo.hを読み込んで、P2_3にサーボを接続した。ソフトウェアPWMなピンだけど問題なく動いてる。

#include <Servo.h>

Servo servo;
boolean led_stat;
int ad;

void setup() {
pinMode(RED_LED, OUTPUT);
pinMode(GREEN_LED, OUTPUT);
led_stat = false;
Serial.begin(9600);
servo.attach(P2_3);
}

void loop() {
digitalWrite(RED_LED, led_stat);
digitalWrite(GREEN_LED, !led_stat);
led_stat = !led_stat;
servo.write(led_stat ? 0 : 180);
delay(1000);
}


不具合

Energia IDEを複数開く。プログラムをMSP430に書き込んでいる時に別のEnergia IDEのウィンドウをアクティブにすると、そっちも同時に書き込みを始めてしまう。特にサンプルスケッチをたくさん開いていると暴発しがち。別ウィンドウを触らないように気をつけるしかない。


シリアル通信するプログラムを書き込んだMSP430に、もう一度プログラムを書き込むと
usbutil: unable to find a device matching 0451:f432
というエラーが出て書き込めない。(「マイコンボードへの書き込みが完了しました」という表示は出るが、書き込めていない)
MSP430をUSBから抜き差しすると書き込めるようになる。
Energia IDEのシリアルターミナルから通信を見た後だけ起こって、他のシリアル通信モニタソフトで見た場合は起こらない不具合なので、単にEnergia IDEがシリアルポートを開放し忘れているだけだと思われる。


Macで動いてるVMWare上のUbuntuにMSP430 LaunchPadを接続しようとしたら、そのデバイスIDは既に他のマシンで使われているというメッセージが出て接続できなかった。もともとUSBドライバはデバイスIDを自分で適当に書いてビルドしろという、よくわからない仕様だったのでそのせいかもしれない。

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IOIO for Androidのアナログ入出力を試した

IOIOの10bit ADコンバータと10kHz PWM出力を試した。

今回のコード https://github.com/shokai/android-ioio-study/tree/master/AnalogInOut


Androidの画面上のシークバーを操作すると、PWMによる擬似的なアナログ出力でLEDの明るさを調整できる。
ブレッドボード上のCdSで明るさを計測して、Androidの画面上のシークバーの長さで表示したりした。
R0016190


動画




■準備
まず久しぶりに秋葉原に行ったら秋月が改装工事中だったので、他の店を見て回った。IOIOの開発者が使っているピンヘッダを千石で発見したので買った。

このピンヘッダ気に入った


このピンヘッダ、みっしりと敷き詰めるように装着できる。いつも使ってるメスピンヘッダは隣のピンにぶつかるので敷き詰められない。
ピンヘッダ装備IOIO

これでブレッドボードに線を引き出す準備が整いました


■回路を作る
ブレッドボードに5Vか3.3Vと、GNDを引き出す。
4番ピンでデジタル入力を試すために、タクトスイッチを通して5Vを流し込む。IOIO内部でGNDにプルダウンするので直結で良い。ただし、Read This Before Connectingに書いてある通り5Vを入れて良いピンは決まっているのでよくわからなかったらブレッドボードに出すのは3.3Vにしておいた方が良い。

3番ピンをLEDに接続する。PWMを試すため。

アナログ入力は40番ピン周辺に16個ある。45番ピンにCdSをつけ、10kΩで分圧した。

R0016189



■プログラムを書く
書いた。
AnalogInOutActivity.java

1からAndroidプロジェクトでIOIOを使う方法は前の記事を参考にされたし


このへんのドキュメント参考になる。



重要なのはAnalogInOutActivity.javaの49行目あたり
class IOIOThread extends AbstractIOIOActivity.IOIOThread{
private DigitalOutput led;
private DigitalInput btn;
private PwmOutput pwm;
private AnalogInput ain;
protected void setup() throws ConnectionLostException{
led = this.ioio_.openDigitalOutput(0, true);
btn = this.ioio_.openDigitalInput(4, Mode.PULL_DOWN);
pwm = this.ioio_.openPwmOutput(3, 1000); // 1000hz
ain = this.ioio_.openAnalogInput(45);
}

protected void loop() throws ConnectionLostException{
try{
led.write(!btnLed.isChecked());
if(btn.read()) seekBarDigitalIn.setProgress(1);
else seekBarDigitalIn.setProgress(0);
pwm.setDutyCycle((float)seekBarPwm.getProgress() / seekBarPwm.getMax());
seekBarAnalogIn.setProgress((int) (ain.read() * seekBarAnalogIn.getMax()));
sleep(10);
} catch (InterruptedException e) {
}
}
}

DigitalInputはMode.PULL_DOWNにしておく。PwmOutputは1kHzに設定した(最大10kHz)
PWMもAnlogInputも、0〜1の間のfloat値で入出力値を扱う。Androidの画面のSeekBarは最大値を1000にしておいたので、IOIO上での値を1000倍してintにcastすればSeekBarに表示できる。


デジタル入力の状態をAndroidの画面上に表示する時、IOIOThreadからUI Threadを操作するとデッドロックが起きてアプリが停止するが、なぜかSeekBarはデッドロックが起きないので長さ1の小さなSeekBarを作ってデジタル値を表現するように工夫した。

ほんとうは「android.os.Handlerクラスのpost()を使え」、とyoggyさんが言っていたので今度やってみます。

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mbedで取得したセンサーの値をsinatra+tokyocabinetで保存する

まずセンサーのデータを時系列で溜めたり、取り出したりするためのwebサービスをsinatra+TokyoCabinetで作っておいた。


そこにmbedのADコンバータでCdSの明るさを計測、LEDを点灯/消灯mbedにEthernetを接続しtwitterにpostするを合体させ、約10秒間隔でセンサーの値をhttp-postしまくった。

一度web APIが出ている場所にマイコンの情報も保存しておけば、あとでマッシュアップできて便利になる。このAPIの下にmbedでもgreasemonkeyスクリプトでも何個でもぶら下げられる。
mbedからwedataに保存しても良かったんだけど、あえて自分で作ってみた。



■mbedで明るさを計測してhttp-postする
作った回路。CdSで明るさを取得し、LEDで明るさを表示する。mbedのRD+,RD-,TD+,TD-ピンにトランス入りEthernetジャックを接続し、LANケーブルを刺した。
mbed ethernet


プログラム。CdSに入る光量が少なくなると緑色のLEDが光る。http-postはTickerで定期的に呼び出したかったが、Ticker内でHTTPClient.hの関数を使うとmainに戻ってこなくなるので仕方なくmain内で20ループ毎(約10秒毎)にHTTPClient.post()するようにした。stdは使えるけど、pthread等のスレッド機能は無いみたいなのでこれは痛い。
sensor_http_post | mbed
#include "mbed.h"
#include "HTTPClient.h"
#include <string>
using namespace std;

Serial pc(USBTX, USBRX);

DigitalOut led1(LED1); // blink
DigitalOut led2(LED2); // blink when http-post
DigitalOut led3(p11); // represent ADC value

AnalogIn adc(p15);
float ain;

HTTPClient http; // use DHCP

const string api_uri = "http://shokai.mag.keio.ac.jp/sensor-storage/shokai/cds/";
const string mbed_name = "shokai-mbed01";
const string sensor_name = "CdS";

void blink_led(DigitalOut led, int num){
    for(int i=0; i < num*2; i++){
        led = !led;
        wait(0.1);
    }
}

void post_sensor_value(){
    blink_led(led2, 2);
    char query[256] = "";
    char result[4096] = ""; // 4kb
    sprintf(query, "name=%s&%s=%f", mbed_name.c_str(), sensor_name.c_str(), (float)ain);
    pc.printf("post:%s => %s\n", query, api_uri.c_str());
    http.post(api_uri.c_str(), query, result, 4096);
    pc.printf("%s\n", result);
    blink_led(led2, 2);
}

int main(void){
    led1 = 1;
    int count = 0;
    while(1) {
        ain = adc;
        pc.printf("sensor:%f\n", float(ain));
        led1 = !led1; // blink LED
        if(ain > 0.1) led3 = 0; // represent CdS value
        else led3 = 1;
        if(count > 20){
            post_sensor_value();
            count = 0;
        }
        count++;
        wait(0.5);
    }
}
せっかくC++が使えて、mbed.hのAPIはC++っぽいのに、HTTPClient.hはそうでもないみたいだ。
mbedのローカルのストレージがfopenで読めるので、そこに設定ファイルを置けるようにしたい。yamlやjsonをparseするライブラリを作りたい。



動作はシリアル通信で見れる。表示にはserialterm.rbを使った。
postすると返り値がjsonで来る。
mbed http-post



■tokyocabinetとsinatraでデータを溜めるAPIを作る
できたもの
sensor-storage API


githubでソースを全部公開しておいた。
shokai's sensor-storage at master – GitHub


http://shokai.mag.keio.ac.jp/sensor-storage/ にhttp-postした内容を、json stringにエンコードして時刻_マイクロ秒をキーにしてTokyoCabinetに保存する。
keyの _ の左側が時刻になっているので後で使う時に便利。

http://shokai.mag.keio.ac.jp/sensor-storage/keys で保存されているkeyの一覧がJSON形式で見れる。
http://shokai.mag.keio.ac.jp/sensor-storage/recentで最近10件のkeyとvalueが取れる。他にもrecent/件数や、last(最後に入れたデータ)、count(データ件数)などのAPIがある。


今回のmbedでCdSの値を保存しているのは http://shokai.mag.keio.ac.jp/sensor-storage/shokai/cds/recent になる。shokai/cds/last , shokai/cds/recent , shokai/cds/count などで色々データが取り出せる。

/ 以下に適当に文字列を付けると新しくDBを作るようになっている。もしデータをpostしてみたいなら、mbedの方のコードは/shokai/cds/をハードコーディングしているので、そこを適当に変えてから使ってくれるとうれしい
あまりにも大きいデータは入らない。


スクリプト自体はわりとシンプル。sinatra使って1ファイルに書いてある。
server/main.rb at master from shokai's sensor-storage – GitHub
#!/usr/bin/env ruby
# -*- coding: utf-8 -*-
require 'rubygems'
require 'sinatra'
require 'sinatra/reloader' if development?
require 'rack'
require 'json'
require 'tokyocabinet'
include TokyoCabinet

@@dbdir = 'db'

def db_open(dbname='/')
  dbname = dbname.to_s.gsub(/\//, '_')
  @hdb = HDB.new
  Dir.mkdir(@@dbdir) if !File.exists?(@@dbdir)
  @hdb.open("#{@@dbdir}/_#{dbname}.tch", HDB::OWRITER|HDB::OCREAT)  
end

after do
  @hdb.close if @hdb
end

get '*/' do
  path = "../" * params[:splat].first.count('/')
  redirect "#{path}./readme"
end

get '*/keys' do
  db_open(params[:splat])
  @hdb.keys.reverse[0...10000].to_json
end

get '/dbs' do
  Dir::glob("#{@@dbdir}/*.tch").map{|i|
    name = i.to_s.scan(/.*\/(.+)\.tch/).first.to_s.gsub(/_/,'/')
    tmp = name.split(//u)
    tmp.shift
    tmp.to_s + "/"
  }.uniq.delete_if{|i|
    i =~ /\/\//
  }.sort.to_json
end

get '*/count' do
  db_open(params[:splat])
  {"count", @hdb.rnum}.to_json
end

get '*/last' do
  db_open(params[:splat])
  key = @hdb.keys.last
  {key, @hdb[key]}.to_json
end

get '*/recent' do
  db_open(params[:splat])
  @hdb.keys.reverse[0...10].map{|k| {k, @hdb[k]} }.to_json
end

get '*/recent/:num' do
  db_open(params[:splat])
  num = [params[:num].to_i, 1000].min
  @hdb.keys.reverse[0...num].map{|k| {k, @hdb[k]}}.to_json
end

get '*/:tc_key' do
  db_open(params[:splat])
  key = params[:tc_key]
  {key, @hdb[key]}.to_json
end

post '*/' do
  db_open(params[:splat])
  now = Time.now
  key = "#{now.to_i}_#{now.usec}"
  params.delete(:splat.to_s)
  @hdb.put(key, params.to_json)
  {key, @hdb[key]}.to_json
end

delete '*/:tc_key' do
key = params[:tc_key]
  v = @hdb[params[:tc_key]]
  @hdb.out(params[:tc_key])
  {key,v}.to_json
end


githubのmiscディレクトリ以下にテスト用にhttp postしたりするためのスクリプトがある。mbedが無い時の動作チェックにどうぞ。


サーバーはthinで10個preforkさせておいて、それぞれ別のportで起動させてある。apache2のmod_proxy_balancerでそこにproxyして、80番ポートのサブディレクトリ下にあるように見せている。



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mbedのADコンバータでCdSの明るさを計測、LEDを点灯/消灯

mbedのAnalogInとDigitalOutとSerial通信の機能を使った。
CdS+LED on mbed


CdSを手で隠すとLEDが光るようにした。
CdSは光に反応して抵抗値が変わるセンサー。mbedに6ポートあるADコンバータでCdSの電圧を計測すると、明るさがわかる。
CdS+LED on mbed

プログラムはcds_led_serial | mbedにpublishした。
mbedのアカウントを持っている人ならすぐに右上のImport program into Compilerというリンクからいじれる。


動作確認用に基板上のLED1は0.3秒間隔で点滅させつつ、p15のADCの値を見てブレッドボード上のLED2を点灯/消灯させるコード

#include "mbed.h"

Serial pc(USBTX, USBRX);

DigitalOut led1(LED1); // on board LED
DigitalOut led2(p11);
AnalogIn adc(p15);
float ain;

int main() {
    while(1) {
        led1 = !led1; // blink LED
        ain = adc;
        if(ain < 0.4) led2 = 1;
        else led2 = 0;
        pc.printf("%f\r\n", (float)ain);
        wait(0.3);
    }
}
C++はboostばかり使っていたので、printfを久しぶりに使った。
他のサンプルコードを読んでるとたまに上の方でusing std;している物もあるので、mbedでstdは使えるんだろうな多分。

ADコンバータのレジスタへの操作はAnalogInのオブジェクトを作った時点で隠蔽されてるけど、変数ainとして作ったAnalogInのオブジェクトを読む毎にAD変換が行われるんだろうか??
たぶん行われる気がするので、今回は一度値を別のint型変数に代入するようにした。



回路図。今回使った小さいCdSは、光の状態で変動するがだいたい1kΩ前後の抵抗値を持っている。
GNDとmbedのADコンバータ(15番ピン)の間に同じく1kΩ程度の抵抗を入れて分圧し、電圧を計測した。
CdS+LED on mbed


mbedはSerialライブラリでパソコンと通信できる。MacやLinuxなら特にドライバ等必要なしに、/dev/tty*にusbmodemとして認識されているはず。windows用にはCOMポートとして認識できるドライバが公開されている。
シリアル通信をモニタしてみると、CdSからの電圧を計測している15番ピンは0.1〜0.6の間の値を出力している事がわかった。
mbedのプログラム中で、ADCが0.4以下の値の時にブレッドボード上の緑色のLED(led2)を点灯させ、逆の時は消灯するようにした。
mbed-adc-serial


シリアル通信のモニタにはruby-serialportで作ったterminalを使っている


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moxa – 明るさと振動をシリアル通信で送る

CdSと振動スイッチを使った。
xtel基盤のDigitalReadAnalog Readのページが大変参考になりました。


このサイズのCdSだと、330ΩをGNDにつないで分圧したら丁度良くなった。
DSCF4111


まずブレッドボードで回路を組んでみた
DSCF4114


それからはんだづけ
明るさ、振動


プログラム。
連続でシリアル通信するとPCが大変なので、1秒ぐらいのインターバルを取る。
明るさはアナログ値なのでその時間内の平均を取った。
振動も、一度でも振動センサが反応したらshaked:trueになるようにして、serialSendでまとめて送った。

serialInit(9600);
pinMode(0, true); // 振動センサ

function loop(){
    
    var an = 0;
    var shaked = false;
    var loopTime = 1000;
    for(var i = 0; i < loopTime; i++){
        an += analogRead(0); // 明るさ
        if(!digitalRead(0)) shaked = true;
    }
    an = an/loopTime;
    serialSend("light:"+an+",shake:"+shaked+"¥r¥n");
    
    sleep(1);
}


function sleep(count){
    for(var i = 0; i < count*10; i++){
    }
}

while(true){
    loop();
}



PCでシリアル通信受信したところ
振動と明るさ