8月 312012
ちょうど料理し始めて1年経過したので、今までに考えた事・良かったことを書きなぐっておく。
基本的に研究したり新しいプログラム言語を勉強したりするのと同じ方法でやってた。
(画像はイメージです)
最初に作りたいものを書き出す
自分が食べたいものを書き出す。最初に作りたい料理を30個ぐらい、現時点で作れそうにない物も書きだした。
レシピを並べてみたら共通の部分があったので、なるべく簡単かつ発展性がありそうな所から攻める事にした。
俺の場合、主にこの2つから行く事になった。
1. ペペロンチーノがおいしく作れれば、そこからトマトパスタとか色々派生できる。具は少し手を加えればパスタ以外にも使える。
2. 肉じゃが・カレー・ポトフ・シチューあたりは途中までの工程が似てる。
このへんから攻めた。まず最初は食べたいものを書きだして効率良さそうな所を見つけると良いと思う。
あとは和食の醤油味の煮物系で、芋煮とか煮魚とかを色々試した。
失敗もよくあったが、自信が無い時は味うすめにしておいたので破滅的な事にはならなかった。
自分が食べたい物ばかり作って食べてたけど特に体重が変化する事もなかった。
ライブラリを整備する
モノを作る時に、加点方式か減点方式のどちらで評価されるタイプなのかを間違えるとヤバイ事になる。ずば抜けて良い所があれば高評価な物と、悪いところが1つでもあると駄目なものがある。料理は後者なので、一つ変な味が混じってるだけで台無しになる。
俺は最初の頃は余計な野菜をいれたり、トマトパスタに味噌を入れてみたら辛すぎてo9noが酷い目にあったりして反省した。
しかしそれでも挑戦はしていきたいが、料理の基礎的な部分に不確定要素が多い状態でチャレンジしても歩留まりが悪い。
とりあえず良い部品を作っていく事にした。
ようするに、プログラムを実装する時に他のプロジェクトでも使いまわせそうな部品を切り出して、単体メンテナンスできるライブラリにしたりするアレをやる。
うまい出汁を作ったり、にんにく玉ねぎオリーブオイルだけでウマイ味になるようにしたり、めんつゆを作ったり、どれぐらいのサイズに人参を切ったら狙った歯ごたえがでるのか、とか色々試した。
あとコショウは挽きたての方が匂いがよく出るとか。
漫然と流れ作業的に料理するよりも、1回前に同じ料理を作った時の反省点や良かった所を踏まえてどこを意識するか考えると学習効率が高い。
だし
煮干し、削り節、昆布のうち適当に2つか全部を鍋で煮る。ボコボコいうか言わないかぐらいの火加減。長く煮るとやや苦味がある濃い味になるし、苦味がでないうちに止めてもよい。このへんは適当にブレてくれると毎日違った味になって飽きない。(煮立たせ過ぎないレベルで)
鍋に湯をわかして干ししいたけ入れて15分間フタして放置、で出てくるだし汁もおいしい。
リサーチする
レシピ検索して一番上のやつ作るんだけど、最低10件ぐらい別の人のレシピも見たほうが良い。意外と5番手ぐらいのレシピにしか書いてないtips等がある。ぶり大根の魚の臭みを取るために塩塗りこんで30分放置して熱湯で洗えとか。
そのうえで、とりあえず初めて作る料理なら1番上のレシピを作る。(料理は減点方式なので)
そのうち複数のレシピを見て無理なく取り込めるようになるので、そうなってくると合体させたりしてオリジナルレシピが作れるようになる。
最低限ラインを確保する
これも最初にやった。ほとんど料理したことが無かったので、とりあえず死なないように米を炊く、漬物生成、サラダを作る、パスタをゆでるあたりから始めた。
小松菜のおひたしとか簡単かつおいしい。
特にサラダは同じ味付けでも具材を変えるだけで気分が変わるので良い。
サラダにはレタス・トマト・アボガド・きゅうり・チーズあたりの生で食べれる野菜を入れておけば食べれる。あとは芋やスライス玉ねぎを蒸したり。
クレイジーソルト・こしょう・オリーブオイル・バルサミコ酢とかをかけて食べてる。
アボガドが妙に安い店が近所にあって、さすが畑の肉?とか言われてるだけあってパンチのある味になる。
店を開拓する
上に書いたアボガドが安い店みたいに、スーパーは店ごとに特色がある。肉が新鮮なのに安いとか、牛乳が安いとか、値引きタイムが早いとかいろいろ。
秋葉原で部品買う時と同じで店の特色をチェックしてマップを作るのは楽しい。
良い道具を使う
ちょっと良い包丁を買ってみたりとか。名前まで彫ってくれてテンション上がる。おもしろい調理器具があるとテンションあがる。
シリコンスチーマーで玉ねぎ蒸してサラダの具材にしたりとか。
シリコン製のヘラは先端が曲がるので卵焼き作る時に便利だった。
食べたことが無い物を食べて分析する
何が入っているかとかも考えるけど、まあ答え合わせできないので、それは参考程度で。むしろ「一皿に酸っぱいのとコリコリしてるのとちょっと苦いのがあると面白い」みたいな、ちょっと抽象化して別の料理に使えそうなヒントとか考えるのが楽しい。
結局好みの問題
味付けは人それぞれの好みがあるので最終的に調整しなければならない。webで検索してでてくる人気レシピは総じて味が濃い気がする。少し薄めにしてる。
逆に濃くすることもある。
怪我しない方法をとる
10回ぐらい包丁で指切ってから気づいたけど、そもそも「手が滑らないように気をつけて切る」のではなくて「手が滑っても怪我しないように切る」ようにすれば良いのだった。
芋の皮をむくときは椅子に座って右膝に右肘を当てて、右手の包丁を完全固定して左手の芋の方を動かすようにするとか。
まぜごはん
炊き込みご飯や混ぜご飯、ピラフの類は1皿で肉野菜が取れるので机に向かって作業しながら食べるのに向いてると思う。多めに作っておけば20時間ぐらい集中できる、良い燃料になるイメージ。