論情報通信文化論2005: [課題08]ネットと教室

■課題内容

このような授業形態をふまえて、更にインターネットや無線技術が普及したとき、学校や教室、そして授業はどう変化すると思いますか? また、その理由を書いて下さい。

■〆切

6/21(火曜日) 15:45まで

■提出方法

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教育の受け方には2つある。

一つ目は初等・中等教育である。初等教育としての授業は広く視野を持ち、社会に入って行く為のリテラシーを身につける為にあり、学問の世界に導入されていく入口として与えられるものをこなしていく教育方法である。

もう一つは大学や専門学校で自らの意志で学ぶ授業がある。自ら進む道を決めた者が一つのテーマを持ちプラクティスとして学んで行く。そしてそれを補う為の補助科目がある。例えばメディアデザインクラスターの俺は計算機科学や人類学、社会学が自分のテーマを補助する科目に当たる。

補助する科目は自分のタイミングで学びたい。例えば俺の場合、今年の5月ぐらいから人類学が面白いなと思い始めたが、そのタイミングでは大学の授業としては履修できない。(また、テーマとして開講されていないという事もある)

これは春/秋学期制では対応しきれない。

インターネットや無線技術の進歩によって変化するのはここにあると思う。

つまり、知識を得たい者がそのタイミングによって動的に集まり、授業を形成する。

これは第05回課題: 巨大なテキストファイルは萌えるで述べた通り、各人の知識がblogなどによって公開される事によって可能になる気がする。

blogのエントリによって、トピックが明確にされたテキストファイルが時系列/カテゴリ別に並ぶ。そのエントリ同士がトラックバックによって双方向にリンクされて行く。

今の大学教育では、自分のテーマを選ぶ事はできるが、それを補助する知識が得難い。しかし、ネットワークのテクノロジーが拡大する事によって、知識を得たい者がそのタイミングによって動的に集まり、授業を形成する事が出来る様になる気がする。

橋本翔

環境情報学部3年 70347929 shokai