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地震のデータを取得する

最近地震の悪夢を見たので地震のデータを取ってみることにした。

気象庁のページで日付をURLで指定してデータが取れるので、Rubyの配列で震源地名、緯度経度、時刻、震源の深さ、マグニチュードを返すやつを作った


quake.rb

require 'rubygems'
require 'open-uri'
require 'kconv'
require 'date'

class Quake
def self.get(date=Date.today-1)
url = "http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/daily_map/japan/#{date.to_s.gsub('-','')}_list.shtml"
page = open(url).read.toutf8
page.scan(/<pre>(.+)<\/pre>/im).first.first.split(/[\r\n]/).map{|i|
i.strip
}.delete_if{|i|!(i =~ /^\d+/)}.map{|i|
tmp = i.split(/[^\d\.]+/)
{
:place => i.split(/\s+/).last,
:time => Time.mktime(tmp.shift.to_i, tmp.shift.to_i, tmp.shift.to_i, tmp.shift.to_i, tmp.shift.to_i, tmp.shift.to_i),
:lat => tmp.shift.to_i+tmp.shift.to_f/60,
:lon => tmp.shift.to_i+tmp.shift.to_f/60,
:depth => tmp.shift.to_i,
:magnitude => tmp.shift.to_f
}
}
end
end

if $0 == __FILE__
## ruby -Ku quake.rb
## ruby -Ku quake.rb 20120102

date = ARGV.empty? ? Date.today-1 : Date.parse(ARGV.shift)
p Quake.get(date)
end


結果


とりあえず毎日、地震データを蓄積してみよう。そのうち解析する。

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動画からアニメgifを作る


動画からアニメgifを作るツールを去年作った。https://github.com/shokai/video2gif



元動画を何fpsで切り出すか、それを何fpsで結合するかを指定できるのでコマ送り的なgifも簡単に作れる。


上は、動画を1fpsで切り出して20fpsでつないだ。

video2gif -i input.mov -o output.gif -size 150x100 -vfps 1 -gfps 12



元の動画はこれ

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githubのリポジトリ数が100超えた

去年のゴールデンウィークの増井研合宿でgithubの使い方を山プルギス氏に教えてもらってから18ヶ月、ついに公開リポジトリ数が100個に達した。


ぜんぜんgithub上で他人のプロジェクトに首を突っ込んだりしていなかったので、100個のうちほぼ全てが自分で開始したプロジェクトという事になる。だいたい週1つのペースでリポジトリが増えていったわけか


100個目のプロジェクトは、notify-lightだった。
これは家の電灯が点いているかどうかを明るさのセンサーで監視して、Skypeのshokai_botというアカウントが俺に通知してくれるシステム。便利である。防犯的な意味で。
60行ぐらいのRubyスクリプト1ファイルだけで実装されている。


botからSkypeのグループチャットでこういうのが来る。


センサーを使うのもSkypeへの通知も、すでに便利なツールが作ってあって全部HTTPでできる。
ruby notify-light.rb -light http://localhost:8783/ -skype http://localhost:8787/
という風に実行すればセンサーを定期的に監視してSkypeに送信できる。


■しくみ
CdSという明るさが検出できるセンサーをArduino等に適当に接続し、シリアル通信してMacやLinuxに送る。
serial-http-gatewayというプロジェクトを以前作ってあるので、これを使うとシリアルポートから受信したデータを溜めてjson形式で吐き出すHTTPサーバーが作れる。


読んだjsonにはタイムスタンプとセンサーの値(明るさが)入っているので、一定時間内の平均値を計算してノイズを消し、Skypeに通知する。

Skypeへの通知は先日作ったskype-chat-gatewayというのを使っている。
1年ぐらい前にskype-socket-gatewayというのを作ったけどwindows用だったのでもう使わなくなったし、socketよりもhttpから使えたほうが便利なのと、chat_idという概念がわかりにくいので1チャット1プロセス1portが対応するように作りなおした。
また、MacとLinuxでSkype APIを使う仕組みが違うので、それぞれ別々に実装した。

Linux版はまだちょっと微妙なんだけど、Mac版は出来がよくてWebブラウザからSkype Chatができるサーバーとかも付いているので便利です。

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chrome拡張の開発

1年ぶりぐらいにchrome拡張を作っているのだが、開発しやすくなっていた。ymrlとmyatsumotoに教わった。


chrome://extensionschrome://settings/extensionSettingsを開く。
chrome extension


右上の「デベロッパーモード」を押して、「パッケージ化されていない拡張機能を読み込む」ボタンを押す。フォルダを拡張として読み込める。

拡張の名前に(開発中)とつく。再読み込みを押すとリロードできる。

アイコンの左側の三角をクリックすると、background.htmlへのリンクがでる。ここでjsコンソールが出せるので、console.logを使ったりしてdebugできる。

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ORF2011で実世界コピペ、実世界ユーザインタフェース等を展示した

昨日まで東京ミッドタウンで開催していたSFC ORF2011の増井研でデモしていました。


■実世界コピペ
実世界コピペはAndroidとNFCタグを使ってコピペできるアプリなのですが、これはAndroid側のアプリは全てJavaScriptで書かれています




■GoldFish
GoldFishというプラットフォームを自作していて、これを使うとJavaなしでJavaScriptだけでアプリが書けて、しかも端末にインストールする必要がなくなります。(今学校のサーバーが落ちていて見れないがそのうち復活するはず)

先週書いたAndroidとNFCで研究室の鍵を開けるシステムもGoldFish上で実装されているし、他にも置く場所によって自動的にAndroidがパソコンを操作するタッチパッドになったり、写真立てになったりするデモをしました。


GoldFishは、実世界志向なユーザインタフェースを作る時によくある5つの機能を簡単にJavaScriptだけで扱えます。

  • 操作する物体や機器の指定をタッチで直接指示する … GUIでは名前を入力するかアイコンをクリックしていた
  • ジェスチャーで操作する … 大量のボタンは必要なく、画面を見る必要もない
  • 状況によってインタフェースが変わる … タグによって起動するアプリを切り替えられる、またGoldFishアプリ内からもタグの情報が読める
  • 使用者によってコンテンツが切り替わる … 安全な方法で端末IDを生成しているので、ユーザ名を入れたりする事なくユニークユーザを検出できる。居間のTVで見ていたビデオを台所の小型モニタで継続する等も簡単。
  • 他のアプリと通信する … 中身がWebブラウザなのでAjaxは使えるのは勿論だが、普通のTCPやUDP SocketもwebsocketっぽいAPIで簡単に使える。TCPでチャットを実装した例
Javaを書かなければ使えなかった機能をラップしてJavaScriptから使えるようにしています。



■他のGoldFishアプリ
MacとUDPで通信して操作できるタッチパッドが86行で書けたり(ソースコード




空中マウスが62行ぐらいで書けたりする。(ソースコード



空中マウスは操作が難しくてボツになりました。でもこういうのを実験的に作る時に、イチからAndroidアプリを書くのと比べて全然楽に実装できます。プロトタイピングにも向いている。


研究室のドアの鍵開ける奴も、ほとんどプログラム書いたこと無い後輩にサンプル見せて、作ってよーって頼んだら1日でできてしまったので、それなりに使いやすいんじゃないかなと思います。setIntervalで50msecごとにジャイロスコープを監視して、+90度以上回ったらドアを開けるだけだし。