研究室(ok.sfc.keio.ac.jp)のファイルサーバーが壊れて、メーリングリストサーバーの設定ファイルとかも全部そこにあったので、まずMLサーバー(mx.ok.sfc.keio.ac.jp)を作った。

これで、ML名(at)ok.sfc.keio.ac.jp でMLが使えるようになった。

そのインストールと設定、MLの運用メモ。

OSはDebian Linux 3.1(sarge)です。

普通のPOP3やIMAPのメールサーバーとしては運用していません。MLのみ。

ちなみに一番苦労したのは、mxレコードの浸透がsfc.keio.ac.jpに対して超遅くて、設定が合ってるのに間違ってると思って何度も変えてしまった事。結局ふてくされて12時間放置したら動いてた、という一種の小人現象が起こった。SFCはネットワーク的には隣なのにDNSも浸透遅いからな…

GmailのSMTPサーバはmxレコードの更新が速くて良い。隣よりアメリカの方が速いってのがアレだ。

■postfix, fml4.0.3をaptでインストールする

$ apt-get install postfix

$ apt-get install fml fml-doc

■postfixの設定

この辺を参考に設定する

http://b.hatena.ne.jp/shokai/postfix/

http://b.hatena.ne.jp/shokai/fml/

/etc/postfix/main.cf を編集

myhostname = mx.ok.sfc.keio.ac.jp

mydomain = ok.sfc.keio.ac.jp

mydestination = ok.sfc.keio.ac.jp, localhost.localdomain, localhost.localdomain, localhost

allow_mail_to_commands = alias,forward,include

Postfixは変な不正中継に使わる設定になってないかチェックする。

■MLのreplyTo(返信先)を直す

/etc/fml/system を編集

$DOMAIN = ‘ok.sfc.keio.ac.jp’;



■件名にプレフィックスを付ける

全部のMLが共通で変更される。

テンプレート設定スクリプトを起動する。

$ makefml config-template

5→1

で3を選ぶ。

(0→Enter)×何回も連打、で抜ける。

ML毎に変えたい場合は、/var/spool/ml/ml名/config.ph が設定ファイルなので

$SUBJECT_TAG_TYPE = “[:]”;

の部分を編集する

■新しいMLの作り方(test-mlの場合)

fml用のユーザになってから、作る

$ su – list

$ makefml newml test-ml

rootにもどって、エイリアス追加&反映

$ su root

$ cat /var/spool/ml/test-ml/aliases >> /etc/aliases

$ newaliases

■MLのメンバーの追加/削除(test-mlの場合)

makefmlコマンドから追加しても良いが、別の設定ファイルを作った方が管理しやすい。

/var/spool/ml/test-ml/ に

actives membersという2つのテキストファイルを作る。

その両方に

hoge@sfc.keio.ac.jp

okyude@sfc.keio.ac.jp

とメールアドレスを改行区切りで書く。

ファイルの最後は改行だけの行が無いとダメ。

■MLの設定(test-mlの場合)

fml用ユーザになる

$ su – list

設定スクリプトを起動

$ makefml config test-ml

設定した後は、(0→Enter)×何回も繰り返しで、configスクリプトからちゃんと抜けないと設定反映されないので注意

■MLを削除する(test-mlの場合)

$ su – list

$ makefml destructml test-ml

/etc/aliases を編集

これを探して全部削除する。10行ぐらいあるけど全部消す。

—ここから—

test-ml: :include:/var/spool/ml/test-ml/include

test-ml-ctl: :include:/var/spool/ml/test-ml/include-ctl

test-ml-request: test-ml-admin

test-ml-admin: list

owner-test-ml: list

owner-test-ml-ctl: list

# Mail Error Analyzer Daemon

# If you use mead.pl, comment out test-ml-admin: line and UNCOMMNET OUT here.

#test-ml-admin: list, :include:/var/spool/ml/test-ml/include-mead

—ここまで削除する—

/var/spool/ml/ に test-mlディレクトリが

@test-ml にリネームされているので、それも削除する

$ rm -rf @test-ml