8月 102006
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おととい読んだ。オートポイエシスの2人の本。
文庫じゃないデカイ版はDNP1階にある。
H.マトゥラーナ F.バレーラ 管 啓次郎
筑摩書房 (1997/12)
売り上げランキング: 40,321
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おすすめ度の平均:
オートポイエーシスってそうやったんかー!
副題の「生きている世界はどのようにして生まれるのか」の通り、フッサールの「現象学的還元」と同じ事を目的にしている。ただし手法は生物学で、そのまま細胞レベルから社会レベルまで上がってくる。
目的は現象学的還元、つまり私達が生きている世界を観察し、経験する事から生まれる信憑構造についてなのだけど、その他にも生物システムそのものの捉え直しが行なわれている。
それは、よく言うような、一つのシステムがその環境から刺激を受けて状態を変えるというような「内と外の構造」では無くて、例えば卵がかなり閉鎖系なのに内部に複雑な組織がぐわっとできてしまうような事とか。
俺は生物学がどうコレ新しいとかよくわからないけど、まあ大体細胞内の話からこういう話になってくる↓
s.h.log: ルーマン、ハイエク、複雑系の社会学、オートポイエシス