最近買った本その1。
産業図書 (2002/03)
売り上げランキング: 169,923
学習におけるリスクの役割
前著作の延長線上の作品ですね
哲学者ドレイファスがインターネットについて語ってる、2000年ごろの本。
1章が気になったのでまず読んでみた。2章以降は遠隔学習や、オンラインコミュニティについて。
1章では、
web上に情報を組織化する時に身体性がない。また、その情報を検索する時にも身体性が無い。そして、重要なのは、私達は身体的なインタラクションを通してものごとの関連性を認識しているという事だ。
と言っている。
でも、これは2000年ごろの本なので、その後Googleや色んなwebサービスとかが出てきて、調べたい事がわかっているならそれなりに検索性能は上がってきたように思える。
少なくとも「日本橋ヨヲコって誰だ?」とか、「Javaってどうやって使うんだ?」みたいな疑問を解決するには十分だ。
どうも最近のゴリゴリのテキスト処理以外での検索アプローチで重要な視点は、「自分がわからない事が何だかわからない」みたいな学習に関係してる事とか、テキスト以外での検索とかみたいだ。
ようするに…例えば今俺の「どうやって調べれば良いのかわからない疑問」は、
XMLの様なデータのfeedや、RPCの様な遠隔で関数実行の指令を出すだけではなく、最近になってJavaScriptのJSONPのようにメソッドをシリアライズして送受信して別のマシンでeval()してそのメソッドを実行できるようなのとか、未踏ソフトウェアのForCyみたいにマイコンにテキストをシリアル通信で送って、マイコン上でコンパイルして実行するようなのとか、Flexみたいに動的にサーバ側でflashを作ってクライアントに表示させる様な技術がでてきたけど、そういう「この処理やってくださいよー」みたいに渡すとやってくれるようなのはどういう風に良い事があるんだろう?とか。
何というキーワードで検索すれば良いのか全然わからないんだよね。製品名で検索しても具体的な使い方とかばっかり出てきて、今後これがどうアーキテクチャに影響を与えるのかがわからない。
でも絶対誰かがどこかに何か書いているはずなんだよ。それを見つけるキーワードがわからない。図書館だったら棚の間歩き回ってれば目に止まるかもしれないのに。
まあそんな感じの物足りなさが、今の検索にはある。
ローカス (2002/02)
売り上げランキング: 385,336
エクシードプレス (2000/08)
売り上げランキング: 264,555
STRATA3D初心者必携の書。
フリーの高機能3Dソフトをわかりやすく解説!
モデラで削る時に使ってるStrata3Dの本。両方ともマーケットプレイスで買ったけど章立てが同じ…というか掲載されてるモデルが同じ。ほぼ同じ本です。
しかも、俺の場合部品を削り出すために使ってるだけなので、テクスチャとか光源とかレンダリングはどうでも良かったりする。
でも、前半のモデリングはわかりやすかった。断面図の「押し出し」「回転」の他にも、「パスに沿って押し出し」や「メタボール」や、「ポリゴンメッシュを直接編集」というやり方がわかったのが収穫。どっちもいい本だと思う。
一目瞭然の方が小さくて電車の中で読みやすいけど、パワフルガイドブックはデカいけどカラーで見やすい。内容の追加もあるかもしれない。
講談社 (1990/04)
売り上げランキング: 8,218
すべてに適用できる興味深い視点があります
人間は遊ぶ動物である
遊戯論。リンクは文庫版だけどケース付きの古い方を買った。読みやすそうなので。
オライリージャパン (2004/10)
売り上げランキング: 14,643
MySQLの裏技集
もう少し分量があれば・・・
こんな技術解説書がもっと世にあれば
評判良さそうなので買ってみた。もうひたすら運用について解説してる。
「例えば、何百万ものクエリを処理し、数台のサーバがダウンしても処理を継続できるようにするには、MySQLサーバのクラスタをどのようにセットアップすればよいのだろうか」
とのこと。
新潮社 (1998/10)
売り上げランキング: 171,523
何故東は現代思想に夢中だったのか?
コンスタティブな哲学
知的詐欺の様々なる意匠
デリダについての本。面白そうなので買ってみた。東浩紀は最近SF2.0とか言っててうける。