0

AVRマイコン・リファレンスブック

一昨昨日、町田のタリーズで点検読書した。

AVRマイコンには日本語の書籍がほとんどないわけですが、普通に入門してくるのならBascomAVRで『マイコン搭載ロボット製作入門』で勉強するか、本がいらない人はWinAVRでC言語で2chのAVR-Wikiやればいいと思う。

で、この本も少なくとも初心者向けではない。データシートの内容をより詳しく解説した感じ。

コードもCで書かれてるけど、gccではなくICCのコンパイラなのでちょっと違う。

まあ俺にとっては、TWI(I2C)やSPIが詳しく書かれてるから持ってて損は無いし買って良かったと思っている。

あとCPUが28ピンのatmega8系統なのが良かった。俺も色々試した結果、サイズと機能からmega8系に落ち着いたから。

あー、『オブジェクト開発の真髄』も点検したけど、本が手元にないからちょっとパス。

0

映画監督術 SHOT BY SHOT

一昨日、町田のタリーズで点検読書した。

読書時間:20分

合宿でma22nさんが持ってて、その日の夜別の文脈から和田さんにも薦められたぐらいだから多分重要な本なんだろう。

映画監督術 SHOT BY SHOT
映画監督術 SHOT BY SHOT
posted with amazlet on 06.04.06
スティーブン・D. キャッツ Steven D. Katz 津谷 祐司
フィルムアート社 (1996/11)
売り上げランキング: 45,410
おすすめ度の平均: 4

3 「映画監督術」とは思えないけれど(笑)、監督になるたの基礎中の基礎は書かれています
5 キャメラワークや編集を意識しながら、ストーリーボードを考える

■読む前に

俺は2つの視点を持っていた。

1つはこないだの地獄合宿で、約150分でシナリオムービーを作り上げて、映像が結構面白くて、しかも手軽に作れる(かなり重要)ものだというのを知った事。

2つ目は、ユビキタスコンピューティング設計論とでもいうのか?ずっと考えているんだけど「どうやってあんな複雑な設計をさっと描いてぱっと作ってるのか」。

こういうの。もちろん動く。朝集まって、夜完成しちゃう。設計に取り掛かる前にシナリオが出来てて、絵コンテの元になるコマは全部作られてる。そしてこれはユースケース図でもある。

シナリオに基づいたオブジェクト指向分析から独自のデザインルールでの設計をしているわけだけど、映像を知らないのに映像的に考えているのが不思議だったので、コンピューティングのデザインメソッドの一部としてもこの「SHOT BY SHOT」を捉えたい。

そういうわけで結構、正確に分析読書するというより、いいように捉える感じでシントピカル読書の一部としてこの本を「把握」する。

Read more

0

最近の本

最近よく読んでる本。4章はね、途中から訳し始めたのでそのうちここで公開します。

Where The Action Is: The Foundations Of Embodied Interaction
Paul Dourish
Bradford Books (2004/09)
売り上げランキング: 213,715

最近買った本

ディジタル画像処理の基礎と応用—基本概念から顔画像認識まで
酒井 幸市
CQ出版 (2003/08)
売り上げランキング: 15,778
おすすめ度の平均: 5

5 VB.NETで画像処理の新しい可能性を!

この本は実は買ってる人けっこうまわりにいるみたいなので、輪読でもするか?

ウェブ進化論 本当の大変化はこれから始まる
梅田 望夫
筑摩書房 (2006/02/07)
知覚の現象学 1 (1)
知覚の現象学 1 (1)
posted with amazlet on 06.02.12
M.メルロー・ポンティ 竹内 芳郎 小木 貞孝
みすず書房 (1967/11)
売り上げランキング: 72,720
おすすめ度の平均: 5

5 これ

古本で状態の良いのが半値ぐらいで安かった。「見えるものと見えないもの」が理解不能すぎたので。

Rfid Toys: X Cool Projects for Home, Office And Entertainment Extremetech (Extremetech)
Amal Graafstra
John Wiley & Sons Inc (Computers) (2006/02/28)

RFIDハック本。読んだのであとで書く。

USBハブ分解して内蔵とかはいい技かもしれない。あとKeySpanの無線USBサーバ使ってた。アレ俺も欲しい。

0

年末年始に読む本 – Rails、モジュール化、マルチチュード、波状言論、場所の現象学

年末年始に読む本を5冊選んだ。ドイツ語の勉強もしなければ単位が危ういんだけど、それとは別になんとなくつかめてきた気がするので。

高2の夏の911の頃からwebという物と普通のメディアの両方が同じものを論じているのを見て、気持ち悪くなって、中東について調べたりレッシグの『CODE』読んでコードの力に気付かされたりした。そういう流れの中でやっぱり俺は全体がうまくいってる社会を作りたい。学部面談で「理解する事がまず多様性を認めてうまくやるのに必要だが、もう数年たったらネットワークの力で知らざるを得なくなる時代が来る」と言ってもなんか理解してもらえなかった。

高3の頃は、コード(つまりシステムの実装)が世界を支配しているから、ものを作る方向に行った。最初はプログラミングとかできないし理科もあまり得意ではなかったので、ユーザビリティだとか法律とかに逃げたけど結局マイナスをゼロまで上げるだけで、世界を変革させるほどのアイディアを出すのには至らない事に気付いた。

んでまあなんとか大学も第一希望の環境情報学部に来て、一年の一番最初の授業で今の研究室のものづくりの授業を取ってしまって苦しんだんだけど、意外と自分がアイディアとかの面では戦える感触が持てた。でもうまくコンセプトがデモができなくて、秋から勉強して来年の春に研究会に入ろうと決意した。まず半年必死でプログラミングを勉強した。(主にCでUNIXシステムコールやSocket通信など、Javaでデザインパターンまで)

帝国主義的なコントローラビリティの高い社会から、いろんな所に分散している多様な人がうまく連動して回せる”システム”が必要となってきてる。多分これはネットワークの発達で無理矢理接続性が高くなってしまった事が後押しした社会構造だと思うが、じゃあ結局どう向ければいいのか?

ものづくりをする事は理想の社会を作る事、という所に自分を置きたい。難しいが。

最近、研究室の書籍工房というのがあって15人ぐらいがMLベースで3ヶ月で240冊の本をレビューした。(かぶってるのを含めたら多分500冊越えるんじゃないか?)

そういうのを踏まえて、年末年始に読みたい本を選んだ。

Read more

0

マイコン搭載ロボット製作入門—AVRで魚型ロボットのメカを動かす

史上2冊目の日本語のAVR本。畑山さんが紹介していたので買った。

『マイコン搭載ロボット製作入門—AVRで魚型ロボットのメカを動かす』著:平田宏一

CQ出版 2005/11

ISBN:4789837335:image ISBN:4789837335

90S世代のAVRマイコンとBASCOM-AVRを使って、潜水する魚型ロボットを作る。

工具選び、基盤へのはんだの付け方、AVRの基本的な回路から、直流モータ・サーボモータ・ステッピングモータの構造と仕組み/回路図/プログラム、ラジコン送信機のhackまで書かれている。この本はAVRでアクチュエータを動かすのに関して結構使えそう。

ステッピングモータ・サーボモータを扱うパルスのタイミングのサンプルコードが手に入ったのが良かった。モーターいじってみよう。

CQ出版: マイコン搭載ロボット製作入門

ちなみに1冊目の日本語で書かれたAVRの本は

『マイクロコントローラAVR入門—身近で便利なワンチップマイコンの使い方と応用 ハードウェア・デザイン・シリーズ』

ISBN:4789834387:image ISBN:4789834387

で、アセンブラ+AT90S1200という古い内容だった。