1,2章でエスノメソドロジーの定義がされる。3,4章はセットで読んだ方が良いら
しい。
あと、3章のタイトル「お前の心の迷いです」がツボにはまってバス内で恥ずかしかった…
せりか書房 (1987/04)
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余談は置いて、エスノメソドロジーとは何か?
エスノメソドロジーは実践と共にある運動。それは、社会はすでに形を持って構成されている、というような客観的なものであるという説明はしない。そうではなく、当たり前の日常として過ごしている人々の活動をあえて「奇妙なモノ」として解釈する。
例えば、裁判の場における「陪審員」という集団は、常識的知識の基盤を共有した集団で、また互いの頭の中の考え方や知識を見抜き合って共同している。
この時の陪審員達の言う「常識」は、私達の普通に言う常識とは異なる。例えば法にのっとっていたり、供述が論理的に正しいかを重視する。外から見ると陪審員のeveryday-lifeは明らかに普通とはルールが違い、何か変で、合理的には見えない。
この本ではそういう実例の論文が2章以降書かれている。