6月 192005
創発—蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク
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電車の中で斜め読んだのでメモ。
『創発—蟻・脳・都市・ソフトウェアの自己組織化ネットワーク』
著:スティーブン・ジョンソン 訳:山形浩生
ISBN:4797321075:image ISBN:4797321075
外界からの影響に対して、全体を理解している訳では無い個々がそれぞれ反応して動き、だんだんマクロな動きになっていくボトムアップ式の現象を創発(Emergence)と言う。まとまって動いている様に見えるが、ノードは環境を引数として値を返しているだけだ。
つまり、ノードに指示を出すリーダーや、ペースメーカが存在しない自己組織化されたシステムである。
創発は、粘菌、蟻の巣、都市、脳の細胞、webなど色々な分野で起こっている現象。ジェーン・ジェイコブズは都市の近隣の形成に、マーヴィン・ミンスキーは脳の分散ネットワークに見て取ったらしい。(この2冊は持ってるから早く読もう)