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アメリカン・ポップ・諭吉 才能よりいかに巨大メディアが法をつかって創造性や文化をコントロールするか

今日は新年初ミーティングという事でちゃちゃっと終わらせてボーリング行って遊んできました

今学期も残す所1ヶ月で、課題とか最終発表とか詰まってるけど正月はしっかり休んだのでなんとかなる感じがする。今なら20連残はいける。

というわけで正月お世話になった本3冊。

『アメリカン・ポップ・エステティクス』著:奥出直人

ISBN:4791759524:image ISBN:4791759524

厄介になっている研究室の先生の本。アメリカ文化の起源から現在までマニアックに解説。日本語なのに単語レベルで知らない言葉が出まくったり、俺自身アメリカ知識が薄かったりで大変だったけどがんばって読んだ。

(昔話)高校の頃、ネットワークと翻訳ソフトを介して違う価値観を持つ人々を眺めていた時、漠然と「翻訳ソフトの精度が上がったらネット上は罵倒だらけになるだろうな」と思った。んで、とりあえず相手を理解しないとならないなと考えて少し勉強しはじめたりもした。先生の言う「カウンターディスコースを放つ」為に、まず知識を得ようとしたっぽい。

『座右の諭吉』著:齋藤孝

ISBN:4334032761:image ISBN:4334032761

福沢諭吉の思考原則が解説されている。20歳以降の友人関係とか。

去年は充実していた為か、この本に書いてあるほとんどの事を体験として得る事ができた。

『Free Culture』著:ローレンス・レッシグ

ISBN:4798106801:image ISBN:4798106801

Creative Commons等で有名なLessigたんの本。夏休みに読みかけて放置してた。

作品は過去の作品から影響を受けて、それを土台にして創造されるので、知的財産権の過度な強化は巡り巡って技術革新とかが起こらない世界を作ってしまうよ という『コモンズ』(ISBN:4798102040)の続き。主張は変わりないが、より簡単に、しかし回りくどく書かれている。別に著作権なんて無くせと言っているんじゃなくて、アメリカの著作権法は強すぎて今のネットワーク社会に合わないと主張している。

原理としては日本でも通用すると思うけど、日本の法律で考えるとどうなるかは知らない。

(昔話続き)高校の頃、同著者の『CODE』(ISBN:4881359932)を読んで、ネットワークから流入してくる価値観や文化をどうにかしたいのなら、インターネットの仕組みとかも考えないとならない事に気付かされた。そして環境情報学部に入った。懐かしい。今俺ほとんど関係ない事勉強してる。

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上がれ!職業としてのドリームデバッグルールと認知科学活用100の実践ノウハウ

今学期はもう学校来ません。というわけでORF終わった頃から最近まででお世話になった本6冊。

『上がれ!空き缶衛星』著:川島レイ

ISBN:4104684015:image ISBN:4104684015

シミュレーションしかやった事が無かった東大生が、いきなり空き缶に無線機やセンサー詰め込んで人工衛星作る羽目になる。秋月でPIC買ったりしてる。まじ熱い。

99年はPIC16F84が700円もしたのか。今や16F84Aが350円。

『職業としてのソフトウェアアーキテクト』著:マーク・スウェル、ローラ・スウェル 訳:倉骨彰

ISBN:4894715651:image ISBN:4894715651

ORFの村井純×坂茂セッション(http://orf.sfc.keio.ac.jp/program/)で引用されてた本。同時期に、研究会で先生がアーキテクチャアーキテクチャ言ってたので、参考にすべく読んだ。

アーキテクトの仕事はアーキテクチャプランを提示する。大まかに設計して、詳細設計は自分より適任なビルダーがいればそいつに任せちゃって、実現できなければ他の方法を考えつつ何が何でも完成させる。

「こうすればできるよ」かつ「俺がなんとかするから任せろ」という事らしい。

『ドリームデザイナー』著:川崎和男

ISBN:4877582568:image ISBN:4877582568

ORF期間中にチーム全員で読み、パワーを頂いた本。実現したい事を実現する為の方法と形を作るのがデザイナー。

『デバッグルール 9つの原則、54のヒント』著:David J Agans

ISBN:4891004398:image ISBN:4891004398

デバッグ効率を上げる9つの原則を解説する本。ソフトウェアよりも、組み込み機器や通信回線とかの話が多い。あとボイラーとかポンプとか。

デバッグルール

+システムを理解する:マニュアル、データシートを良く読み、中で何が起こっているのか理解する。

+わざと失敗してみる:失敗する原因/条件を特定する。

+考えるのをやめて観察する:先ず、中で何が起こっているかを観察する。失敗する原因を勝手に推測すると余計な時間を食う。デバッグツールがシステムに影響を与えてしまう事を忘れずに、(できれば)設計段階からデバッグする事を考えて設計する。

+分割して攻略する

+一度に1つずつ変える

+履歴をつける

+電源を確認する

+新しい視点でものを見る

+あなたがしなければ問題は解決しない

ほよ神畑山さんも大体こんな感じでデバッグしてるらしい。

俺は6.履歴をつける以外は大体徹底してる。せっぱ詰まって虱潰しにやらないとならなくなったら履歴もつけるけど。

あと、ツールの使い方も覚えた方が良いらしい。電子回路にはオシロスコープロジックアナライザが絶対必要。

5章(その3)までしか読んでないけど、返却期限過ぎてるし今年はもう学校来ないので今からメディアに返してくる。

『ハイデガーと認知科学』著:門脇俊介、信原幸弘

ISBN:4782801432:image ISBN:4782801432

180ページぐらいまでは、IDEOのウィノグラードってハイデガー参考にして知能とかの研究してたんだーとか面白かったんだけど200ページぐらいからものづくりに関係なさそうなので放置。

『OPアンプ活用100の実践ノウハウ』著:松井邦彦

ISBN:4789832813:image ISBN:4789832813

やばい、俺の実力を越えている。

回路図や部品スペックが、実践ノウハウとともに詳細に載っているのでOPアンプ2冊目本として最適なのかもしれない。

とにかく、センサを色々使う為にはアナログ回路を学ぶ必要があるようだ。

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120頁の壁

120頁まで読むと、次に読みたい本が出現する。

ハードウェアハッキング大作戦』 著:Scott Fullam

ISBN:4873112117:image ISBN:4873112117

サシ呑み乱入の後の激しい顔面ブロックを見たショックのまま帰宅した俺は、ネパールから帰りの母親に占領された俺のベッドの横に置いてあったO’REILLYの袋に飛びついた。火曜の3限に注文した本が、水曜の夜に届いていたのだ。俺は歓喜した。

Where the action isを探し回って立読みした中にハード寄りの怪しい本があって、多分それの翻訳版だと思う。

■120頁の壁に到達した本

ISBN:4782801432:image 『ハイデガーと認知科学』

ISBN:4877810102:image 『デザインとテクノロジー』 これいい

ISBN:4791759524:image 『アメリカン・ポップ・エステティクス』

上ほど優先順位が高い(デッドラインが近い)

■120頁の壁に到達し、放置された本

ISBN:4798106801:image 『Free Culture』

ISBN:4757100531:image 『2015年の情報通信技術』

ISBN:4797316462:image 『Java言語で学ぶデザインパターン入門』

片道13分の電車の中でしか読まないので溜まるばかりだ

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お風呂で読む本

http://www.f2000.co.jp/

お風呂で読む為にビニールで作られた本。参考書とかならあったが、青空文庫(http://www.aozora.gr.jp/)から書籍データをひっぱってきて、ビニールという形をあたえて販売してるのが面白い。

とりあえず「不思議の国のアリス」を頼んでみたんだけど青空文庫に入ってないな不思議の国のアリス。

誰の訳かによって全然違う表現になるので楽しみのような怖いような。

レッシグ本やコンピュータは難しすぎて使えない!とかの訳者:山形浩生翻訳版のアリスもあるのがうける

ISBN:4255002177:image ISBN:4255002177

プロジェクト杉田玄白でCreativeCommonsライセンスで公開されてるから、こっちから引っ張ってきたのかもな

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Where the Action Is

*『Where the Action Is: The Foundations Of Embodied Interaction(ペーパーバック版)』

ASIN:0262541785:image ASIN:0262541785

今合宿で輪読してる。

俺の担当は2章だったのであとはもう見るだけだ

*リファレンス(急いでたので抜けてるぽい)

Marble Answering Machine

http://books.nap.edu/html/beyond_productivity/ch4_f2.html

Tangible Bits: 情報の感触/情報の気配(pdf)

http://tangible.media.mit.edu/papers/Tangible_Bits_IPSJ98/Tangible_Bits_IPSJ98.pdf

ReactiveEnvironmen(pdf)

http://www.billbuxton.com/cacm_reactive.pdf

LiveWire

http://cat.nyu.edu/natalie/projectdatabase/

CHI99: Illuminating Light:

http://tangible.media.mit.edu/papers/Illuminating_Light_CHI99/Illuminating_Light_CHI99.html

CHI99: Urp: A Luminous-Tangible Workbench

http://tangible.media.mit.edu/papers/Urp_CHI99/Urp_CHI99.html

CHI 97: Tangible Bits: Towards Seamless Interfaces between People, Bits and Atoms

http://www.acm.org/sigchi/chi97/proceedings/paper/hi.htm

Interacting with Paper on the DigitalDesk – Wellner (ResearchIndex)

http://citeseer.ist.psu.edu/wellner93interacting.html

Mark Weiser

http://www.ubiq.com/hypertext/weiser/weiser.html

ギリギリ笹川につく5分前に完成して助かったが、2日でやるには身体的に無理があった。

計画性がない俺がプレ合宿とか行ってる場合じゃなかったな