春頃にTeleshadowの実装のために、修理品のAspireOneをNTTストアで2万ちょっとで買って使ってたんだけど、修論が終わってまあTeleshadow動かす為だけに置いておくのももったいないのでUbuntu9.04を入れてみた。
これけっこうよかった。最近は開発がLinux中心なので、持ち歩く事も多い。
せっかくなのでセットアップをまとめておく
■Windows
Windowsはもうあまり使ってない。
AspireOneの起動時に winlogon.exe がエラーを出してたんだけどこれは「アプリケーションの追加と削除」からLaunch Managerを削除したら出なくなった。
そもそもメモリが1GBだけなので、Windows動かすのがけっこうつらい。
■インストール
参考:AspireOneにUbuntu9.04インストール – 橋本詳解
CD-ROMドライブが無いのでUNetbootを使ってインストールした。
デスクトップ版Ubuntu9.04のisoイメージをダウンロードしてきて、UNetbootのWindows版で空のUSBメモリ(1GB)をUbuntuインストールディスク化した。
AspireOneに刺して、BIOS起動時にF12押してUSBデバイスからbootするようにすると、GUIのインストーラが出てくる。
パーティションをUbuntu 60GB、Windows 40GBに切り直してインストールした。
内臓カメラ、キーボード、無線もすぐ使えた。
インストール中
■e-mobile
最近イーモバイルのD23HWを買った。
GUIとCUIそれぞれから使える。電波強度が表示できないけど実用上問題は無い。
pon, poffコマンドの場合:emobile D23HWを使う(CUIで) – 橋本詳解
gnome-pppの場合:emobile D23HWを使う(CUIで) – 橋本詳解
■デスクトップの設定
ワークスペースを2×2に増やして、ウィンドウをキーボードショートカットでワークスペース間移動できるようにする。
キーボードショートカットの設定から、ctrl+上下左右キーで上下左右のワークスペースに移動するよう設定。ctrl+shift+上下左右キーでウィンドウを上下左右のワークスペースに移動するように設定。
左上Firefoxとemacs、右上Terminal、左下ThunderbirdとSkypeとPidgin、右下予備というふうに置いておくと、全部フルスクリーンにしておいても画面切り替えでなんとかなるので小さい画面でも戦える。
あとapt関係のアップデートと、ssh, zsh, emacs、mercurial、ruby関連、opencv、boostなどのインストールをする。
参考:Thinkpad X32にUbuntu 8.10 Desktop版をCDから入れた – 橋本詳解
■キーボード
キーボードの設定から「capslockをもう一つのctrlキーに設定」を選択
日本語入力。SCIMの全体設定で開始に変換キー、終了に無変換キーを割り当てる。他は全部キーを削除する。
これでMacと同じように、ホームポジションに置いた時親指で日本語入力をON/OFFできるようになる。
キータッチはネットブックの中ではけっこういいと思う。キーも大きくて押しやすいし、記号キーの配列も変態じゃないからコード書くのにも支障ない。
■電源
バッテリーは2時間もつ。ACアダプタはinspiron miniのが同じ電圧だったのでそっちを持ち歩いている。
■WiFi
Gnome標準の最初からついてるやつでばっちり
■サスペンド
ちゃんとできる。よく使ってます
■Firefox
最初から入ってる。拡張のHideMenubarを入れると画面を有効活用できる。
あとはGreasemonkeyでLDRize、Autopagerize、minibuffer
拡張のIt’s all text、Adblock plus、SBMカウンタ、TabMixPlux、Tomblooなど。
ブックマークは普段使ってるMacbookProからHTML形式でエクスポート・インポートした。
FlashPlayer10もAdobeのサイトでインストールできる。
スムーズスクロールはoffにする。
■Thunerbird
sudo apt-get install thunderbirdWindowsからもってきたプロファイルがそのまま使えた。
~/.mozilla-thunderbird/の下にコピーすれば読み込まれる。
■IM
PidginでMSNメッセンジャーとGoogleTalkが使える。Skypeはダウンロードしてきてインストール。
Pidginはすぐ[ツール]→[個人情報]で「コンタクトリスとの人のみ許可」に設定しないとspamがいっぱい来る。
■Gyazo
Linux版がある。
/usr/local/bin/gyazo として置いて、画面の上のパネルにショートカットを追加してすぐ使えるようにする。
■DropBox
Linux版がある。インストール後に再起動すると使える。
メニューにも登録されるし、dropboxコマンドからも動かせる。
dropbox start
dropbox stop
dropbox status
■Office
OpenOffice.orgが入っている。Word/Excel/PowerPointを見るのは問題ない。excelの高度なマクロなどは再現されてるか不安で、結局あまり使ってない。
■プロジェクタ
設定が難しい。10分ぐらいかけても画面が出せなかった。
プレゼン前に確認しておいた方がいい。
というわけで長時間プログラミングはしたくない環境だけど、おでかけしながらサーバーのタスクを監視したり簡単なスクリプトを書いたりする環境はできた。
よかったよかった